話の種

新聞やテレビ、雑誌などで、興味深かった記事や内容についての備忘録、感想、考察

2025-01-01から1年間の記事一覧

再審請求と国家賠償について

[再審請求と国家賠償について] 当方昔から権力というものが嫌いで、そのため冤罪事件についてもこれ迄何回かに渡り問題点を指摘してきたが、先日朝日新聞に本件に関して参考になる記事が掲載されていたので、下記記載しておく。(当方が疑問に思っていた「な…

最近報道された2つの冤罪事件について

[最近報道された2つの冤罪事件について] 25/7/19に「福井女子中学生殺害事件」で被告の再審無罪の判決がなされた。また前日の7/18には「湖東記念病院事件」で再審無罪とされた元看護助手の損害賠償訴訟では、裁判所は警察の違法捜査を認め滋賀県に賠償命令…

日本人の国民性(他者を思う心)

「日本人の国民性(他者を思う心)」 私がよく見ているネットサイトに「パンドラの憂鬱」という投稿サイトがある。これは海外の投稿サイトから日本に関するものをピックアップして纏めたサイトだが、そこでしばしば見られるのが海外の人々が日本人の国民性を…

袴田事件(ChatGPTの回答)

「袴田事件(ChatGPTの回答)」 参考までに、本件についてChatGPTに聞いてみた。 Q1:あなた:「袴田事件で、袴田さんの無罪が確定するまでに58年を要しました。このように長期に渡ったのは何が原因だったのでしょうか。警察、検察、裁判所の対応に問題はなか…

袴田事件(冤罪事件)について

「袴田事件(冤罪事件)について」 袴田事件は死刑が確定した人への無罪判決としては最も新しいものだが、この事件で目を引くのは、逮捕から無罪判決が確定するまで実に58年を要したということ。(「巌窟王」でも地下牢にいたのは14年間) 昨年無罪が確定し…

大川原化工機の冤罪事件について

「大川原化工機の冤罪事件について」 これは、国家権力(警察・検察)、役人とはどのようなものか、またその傲慢さを示すよい例で、当方が怒りを覚え、注目していた事件でもあった。 [大川原化工機事件とは]: 生物兵器の製造に転用可能な噴霧乾燥機を経済産…

アベノマスク判決で思うこと

「アベノマスク判決で思うこと」 先日、本件について痛快な判決が大阪地裁によってなされた。 これについて朝日新聞は下記報じている。 「「アベノマスク文書、国敗訴 地裁判決、記録の不存在「考えがたい」」2025年6月6日 新型コロナ対策で安倍晋三首相(当…

選挙と民意

「選挙と民意」 トランプ大統領と斎藤兵庫県知事。どちらも私は嫌いで、これ迄幾度となくこの人たちの言動について批判する文章を書いてきたが、今回また取り上げようと思ったのは、この二人を例に民意ということについて改めて考えてみたいと思ったからであ…

豊かさと貧しさ

「豊かさと貧しさ」 5月16日付天声人語に次のような記事があった。 「(天声人語)ホセ・ムヒカさん逝く2025年5月16日 貧しさとは、何だろうか。いや、それを言うならばむしろ、豊かさとは何かと問うべきか。「世界で最も貧しい大統領」と呼ばれたウルグアイ…

新・ChatGPTとの対話

「新・ChatGPTとの対話」 このこと(ChatGPTとの対話)については2年ほど前に記事にしたことがあるが、その後のChatGPTの進化には目を見張るものがある。データの蓄積が更に進んだことにより、説明内容の間違いもほとんど見られなくなったということもその一…

トランプの関税政策について(ChatGPTより)(P2)

「トランプの関税政策について」(ChatGPTより)(P2) Q:関税の引き上げは議会の承認は必要なく、大統領令だけでできるようですが、例えば100%の関税など、世界経済が混乱するのは目に見えています。このようなことが大統領個人の判断でできるというのは恐ろ…

「話の種」索引

「話の種」索引 (世界・政治・経済) 権威主義と民主主義 (23/06/05)政治体制について (23/06/11)なぜ戦争を繰り返すのか (23/06/27)台湾は中国の領土だった? (23/09/24)朝鮮半島の歴史(略史) (23/09/29)「国家」(成立要件と現況) (23/09/24) パレスチ…

トランプの関税政策について(ChatGPTより)(P1)

「トランプの関税政策について」(ChatGPTより)(P1) トランプの関税政策についてChatGPTに質問してみた。 (これは昨日(4/7)質問したものなので、今回(4/2発表)の全世界を対象とした関税政策に関しては回答に充分に反映されていない不完全な面もあるが) …

兵庫県知事問題について

「兵庫県知事問題について」 本件について3/19に第三者委員会の報告書が県に提出された。これに先立って百条委員会の報告書も1/27に素案が示され、3/4に公表、3/5に県議会に提出されたが、どちらも斎藤知事の対応には問題ありとしており、内容もこれ迄当方が…

国際司法裁判所と国際刑事裁判所

「国際司法裁判所と国際刑事裁判所」 フィリピンのドゥテルテ前大統領が3月11日フィリピン当局により逮捕され、12日身柄がICC(国際刑事裁判所)に引き渡された。 ICCは、ドゥテルテ前大統領は違法薬物をめぐり、容疑者の殺害もいとわない「麻薬戦争」と呼ばれ…

市民(理性)と大衆(感情)

「市民(理性)と大衆(感情)」 朝日新聞(2/14付)に市民と大衆の違いについて興味深い記事があった。 この記事はこれ迄そして今後のメディアのあり方について考察したものだが、当方の興味を引いたのは「市民(理性)と大衆(感情)」という区分けである。 当…

トランプは支離滅裂

「トランプは支離滅裂」 昨日のニューズウィーク日本版に面白い記事があった。 オーストラリア元首相のマルコム・ターンブル氏がブルームバーグに語った内容にトランプ大統領が激怒したというものだが、当方の興味を引いたのはターンブル氏の発言の中で、「…

国境の決め方(ChatGPTより)

「国境の決め方」(ChatGPTより) Q:一般論として国境の策定というのはどのようにしてなされるのでしょうか。 ChatGPT:国境の策定は、歴史的、政治的、軍事的、地理的な要因が絡み合う複雑なプロセスです。一般的には、以下のような方法で国境が決定されます…

トランプ/ゼレンスキー会談

「トランプ/ゼレンスキー会談」 2/28に行われた米ウ首脳会談は物別れに終わった。結果的には残念なことだが、「然(さ)もありなん」という気がしないでもない。 トランプ大統領の考え方、気質については今更述べる必要もないだろうが、ゼレンスキー大統領につ…

SNSと思考力の低下(Use:ChatGPT)

「SNSと思考力の低下」(Use:ChatGPT) 今年最初のブログ記事の表題は「混迷の時代を考える」としたが、そこには近年SNSの影響などで人々の思考力が失われて来ているのではと思うことが多い。そしてSNSなどに踊らされる人々に共通するのは「理性の欠如」では…

SNSにハマる理由(心理)

「SNSにハマる理由(心理)」 近年はSNSの全盛時代とも言えるほど、その社会的影響力には計り知れないものがある。今や多くの人がSNSを利用しているが、当方はと言えば、このブログ以外は他の一般的な(狭義な意味での)SNSは利用していないし、また利用した…

SNSによる誹謗中傷について(ChatGPTより)

「SNSによる誹謗中傷について」(ChatGPTより) 昨今、SNSによる誹謗中傷問題がメディアでも頻繁に取り上げられている。このような言動をする者たちは何を考えてこのようなことをしているのだろうか。 ChatGPTに聞いてみた。 *この中で特に問題だと思うのは…

SNSが凶器と化す

「SNSが凶器と化す」 兵庫県知事問題がらみで1月18日また犠牲者が出た。百条委員会の委員を務めていた元県議会議員竹内英明氏の死亡である。SNSでの誹謗中傷を苦にしての自殺とみられている。 同氏は百条委員会の委員の時から数多くの誹謗中傷を受け、それが…

石丸新党(天声人語)

「石丸新党」(天声人語) 朝日新聞の天声人語に次のような記事があった。 「(天声人語)利益の最大化」(2025年1月16日) 「利益を最大化する。コスパ、タイパを最大化できる。次のキャリアを応援していく――。きのう、石丸伸二氏が東京都内で開いた記者会…

トランプ政権ふたたび(天声人語)

「トランプ政権ふたたび」(天声人語) 2025年1月20日第二期トランプ政権が発足した。そこで朝日新聞の天声人語から2つ。 「(天声人語)トランプ政権ふたたび」(2025年1月21日) 「中国の古典『荀子(じゅんし)』に、こんな話が載っている。楚(そ)とい…

民主主義の危機(ChatGPTより)

「民主主義の危機」(ChatGPTより) Q:「近年民主主義の危機が言われています。どういうことですか。また原因は何ですか」 ChatGPT近年、「民主主義の危機」が多くの国や地域で指摘されています。これは、民主主義がその基本的な価値や仕組みを維持すること…

民主主義とは(ChatGPTより)

「民主主義とは」(ChatGPTより) 以前新聞の論説記事の中で、「民主主義とは多数決のことではない」と書かれていたのが印象に残っている。これは、「少数派の意見にも耳を貸し、尊重することが民主主義である」ということだが、近年「民主主義の危機」とい…

群集心理(ChatGPTより)

「群集心理」(ChatGPTより) Q:「ギュスターヴ・ル・ボンの群集心理という本ですが、要約するとどういうことですか」 ChatGPT:ギュスターヴ・ル・ボン(Gustave Le Bon)の『群集心理』(Psychologie des Foules)は、1895年に出版された心理学と社会学の古…

群集心理(NHK「100分de名著」より)

「群集心理」(NHK「100分de名著」より) 「名著113「群衆心理」ル・ボン」 (解説) インターネットやSNSの隆盛で、常に他者の動向に注意を払わずにはいられない私たち。その影響で、現代人は自主的に判断・行動する主体性を喪失し、極論から極論へと根無し…

混迷の時代を考える(2025年年頭所感)

「混迷の時代を考える」(2025年年頭所感) (前置き) 2023年5月にこのブログを開始して以来、いろいろと思うことや考えた事を書き連ねてきたが、今年はこのブログの書き方を少し変えてみようかと思っている。 このブログを始めた当初はタイトルを「話の種…