話の種

新聞やテレビ、雑誌などで、興味深かった記事や内容についての備忘録、感想、考察

2024-01-01から1年間の記事一覧

日本の労働生産性はなぜ低いのか(2)

「日本の労働生産性はなぜ低いのか」(2) このことについては以前同じタイトルで、その要因について種々考察したが、江上剛氏がこの日本の労働生産性が低い原因について記述している記事を最近見つけたので、参考までに記しておく。(2021年11月の時事通信社…

ちょっとしたいい話

「ちょっとしたいい話」 (朝日新聞「声」欄より) 〇「バス運転手の「お礼」、車内優しく」(女性81才) (11月21日) 「先日、年に1度の定期検査でクリニックに行きました。帰りのバスに乗り、座っていると、次の停留所から乗ってきた女性が妊婦であることに…

SNSについて(Use:ChatGPT)

「SNSについて」(Use:ChatGPT) SNSとは何かChatGPTに聞いてみた。(最初の2問に対する回答については要点のみ記載) Q:「SNSとは何ですか。主な媒体にはどのようなものがありますか。それぞれの媒体の特徴、長所、短所は何ですか。」A:SNS(ソーシャル・…

選挙とSNS(3)

「選挙とSNS(3)」 先の投稿(「選挙とSNS(2)」)を補足するものとして以下記しておく。 「SNSの問題点と危険性」 [SNSのフォロー機能]:先の投稿で、SNSの問題点、危険性について、同質情報の集積、連鎖によるエコーチェンバー現象及び情報の変容(変形)に…

選挙とSNS(2)

「選挙とSNS(2)」 SNSの問題点、危険性については既に何度か述べた通りだが、今回の兵庫県知事選の結果を見て、SNSの威力について改めて思い知らされた。今回の選挙で何故あのような斉藤氏支持の熱狂的な現象が起きたのだろうか。 当方SNSはほとんど見ないの…

分断社会(Use:ChatGPT)

「分断社会」(Use:ChatGPT) 近年「分断社会」ということがよく言われるようになったが、その最たるものが現在のアメリカ社会であろう。またわが国でも貧富の経済的格差の増大によってよく耳にするようになった。 この社会の分断についてまずChatGPTに問い…

選挙とSNS

「選挙とSNS」 朝日新聞(11/15日付朝刊)に11/17日に投開票される兵庫県知事選についての記事があった。表題だけ記しておくと、「最終盤 熱気帯びる兵庫知事選」「SNS 目立つ「誤情報」投稿」「街頭 もみ合い 演説阻害も」 前日(11/15)に兵庫県在住の友人か…

「またトラ」で思うこと

「またトラ」で思うこと トランプ氏の米国大統領への返り咲きが現実のこととなってしまった。米国民もそこまでは馬鹿ではあるまいと思っていたが、やはり馬鹿だったと思わざるを得ない。そして無知な単細胞ほど恐ろしいものはないということを思い知らされた…

スマホ依存

「スマホ依存」 最近は猫も杓子もスマホで、確かに便利なツールではあるが、スマホを持っている或いは使うことを前提とした対応が多くなっている。特にQRコードが一般的になってからこのような傾向が強くなっている。例えば居酒屋での注文だが、スマホでQRコ…

オスの悲しき性(さが)

「オスの悲しき性(さが)」 24年6月17日付朝日新聞の社会面に次のような記事があった。 〇「死んだふりから目覚めるオス メスがいれば危険より繁殖を優先 昆虫の生存戦略に迫る」 「敵から身を守るか、子孫を残すか――。究極の選択を迫られたとき、動物はど…

文章を削る

「文章を削る」 朝日新聞の「天声人語」(2024/5/19)に次のような記事があった。 「短編小説の巨匠逝く」「平凡にみえた女性たちの日常が、ちょっとした偶然から変わり始める。物語は想像を超えて展開し、その結末は深い余韻を残す。カナダ人作家のアリス・…

心遣いと感謝の気持ち

「心遣いと感謝の気持ち」 朝日新聞の投書欄から2件。 〇(ひととき)「心づかいの再配達」(2024年7月9日)(女性77歳) 「土曜の夕方、家に帰るとポストに郵便局からの不在通知票が入っていました。宅配ボックスを置いていますが、なま物なので持ち帰った…

女性の浴衣姿について

「女性の浴衣姿について」 当方が近年、女性の浴衣姿に魅力を感じていることについては、「おわら風の盆」「山鹿灯篭祭り」の項でも述べた通りだが、これは私がそれだけ年を取ったということだろう思っていた。しかし日本の浴衣というのは年齢、性別、国籍を…

母親とは

「母親とは」 〇(天声人語)チンゲンサイを障害者と作る(2024年8月26日) 「母親が、我が子の履歴書を持って訪ねてきた。障害のある息子を雇ってほしいという。「うちでは無理です」と断っても、彼女はあきらめなかった。「給料はいらないですから、働かせ…

母の気持ち(ひととき)

「母の気持ち」(ひととき) 朝日新聞の「ひととき」蘭に次のような投稿があった。 「母の気持ち」(2024年7月2日)(大学生 女性18歳) 「上京して3カ月が過ぎた。「いってらっしゃい」がないまま家を出ることに、少し慣れてきた。しかし、家事の大変さに…

母親の面影(男のひといき)

「母親の面影」(男のひといき) 朝日新聞に「男のひといき」というコラムがあるが、次のような投稿があった。 これを読んでの感じ方、思うことは人それぞれだと思うが、投稿者の人たちと同年代の私としては、この年になって、私が子供のころひたすら家事や…

女性の浴衣姿と祭りの踊り(「山鹿灯篭祭り」を見て)

「女性の浴衣姿と祭りの踊り(「山鹿灯篭祭り」を見て)」 今年ようやく念願がかなって8/15-16と熊本の山鹿灯篭祭りを見てきた。見どころは「千人灯篭踊り」で浴衣姿の千人の女性が灯りのついた山鹿灯篭を頭にのせ、「よへほ節」の唄に合わせて中央の櫓の周…

オリンピックの若者たち

「オリンピックの若者たち」 パリ・オリンピックも終了したが、今年もオリンピックでは様々な問題が浮かび上がっている。曰く誤審問題・誹謗中傷問題・性別問題・紛争による参加国の問題など。また各国のメダル争いも相変わらずの光景である。しかし、これら…

米欧のダブルスタンダード

「米欧のダブルスタンダード」 この問題については、これまで諸問題に対する米欧の対応について当方疑問を抱くことが幾度かあったが、このダブルスタンダードがはっきりと世間に示されたのが、米欧のウクライナ問題に於ける対応と、イスラエルのガザ侵攻に対…

SNSと若者と選挙

「SNSと若者と選挙」 SNSの問題点、弊害については数多く指摘されているが、当方自身SNSはあまり好きではなく、このブログ及びYouTube(こちらは見るだけだが)以外は利用していない。(Twitter、Facebook、Instagram、LINEなどは一応アプリをダウンロードし…

内部告発と権力と組織

「内部告発と権力と組織」 兵庫県知事に対するパワハラの内部告発と、告発者である元県民局長の死をめぐって、このところ連日のように報道がなされている。 報道によればこの問題の経緯は次の通り。 3月中旬、元局長が告発文書を県議などに送る3月27日、知事…

裁判について

「裁判について」 最近裁判の話を多く取り上げたので、裁判について少し整理しておく。 裁判所が扱う訴訟のうち、主なものは次の3つ。 1.「民事訴訟」対象:私的な権利や義務に関する紛争当事者:原告と被告目的:権利の確認、履行の請求、損害賠償など …

国家機関と人事制度/任命権者

「国家機関と人事制度/任命権者」 今回、裁判所、検察、警察などに関する事案を纏めている過程で、「忖度」ということが気になったので、公務員と言われる人たちの人事、任命権者は誰なのか整理してみた。(当方が関心のあるもののみ記載) 「任命権者と任命…

検察が自民党裏金問題で不起訴処分

「検察が自民党裏金問題で不起訴処分」 自民党の裏金問題で今年1月検察は安部派幹部5人の立件を見送ったが(この時は他の安部派議員3人と秘書らが立件されている)、一昨日(7/8付)は告発されていた計16人の国会議員や元議員を不起訴処分とした。(派閥の収…

最高裁が旧優生保護法に違憲判決

「最高裁が旧優生保護法に違憲判決」 先日(7/3)このニュースを目にしたとき意外な感じがした。というのも、三権分立にもかかわらず、最高裁ではこれまで国に配慮した判決がしばしばなされ、腹立たしく思うことが多かったから。(国会議員の選挙区定数是正の…

権力にしがみつく人たち

「権力にしがみつく人たち」 本日(7/13)付「天声人語」に次のような記事があった。 (天声人語)引き際の美学「一国の指導者として、理想的な引き際とは何か。私が見たなかで最もそれに近いのは、ニュージーランドの首相を務めたジョン・キー氏の辞任だ。8…

鹿児島県警問題にみる権力と報道の問題点

「鹿児島県警問題にみる権力と報道の問題点」 この問題については、問題が多岐に渡っており、また新聞に報道された日と問題が生じた日との間で内容が行き来して分かりにくいので、まずは朝日新聞デジタルの記事に沿って、何があったかを時系列で整理してみる…

和製漢語

「和製漢語」 明治維新の文明開化により西洋の文物や知識が大量に移入されるようになったが、そこで当時の知識人たちが苦労したのはその翻訳である。 この翻訳で問題となるのは単語で、原語を漢語に置き換えなければならない。これ迄日本にあったものならば…

和製英語

「和製英語」 以前TBS-TVの番組「マツコの知らない世界」で和製英語についての話があった。 番組の中で、北九州市立大学准教授のアン・クレシーニ氏は和製英語について次のように述べている。・日本人は発想力が豊かで、また言葉を短縮するのが得意。・日本…

英語の発音(カタカナ英語)

「英語の発音(カタカナ英語)」 新聞に「カタカナ英会話」という本の広告があり、内容紹介の例として次のようなものがあった。 「Can I help you?」→「ケナイヘォピュ」「I don't know」→「アロンノウ」「getting」→「ゲリン」 なるほど、発音してみると確…